論文


「論文公開」更新しました。

2年8ヶ月ぶりで、久々に更新しました。
稲垣足穂の〈文壇〉時代――〈登記〉と〈オリジナリティ〉
「人文社会科学研究」32号 pp.13-28 2016年3月

ちなみに、公開していませんが、
『明石』と『津軽』――新風土記叢書の「郷土」
千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書
「日本文学と故郷/郷土」297集 pp.45-59 2016年2月
こちらも書きました。

拙論の閲覧は「論文公開」ページから

ちなみに、プロフィールページは、researchmapに移行しました。

(2016.06.17 高橋)


更新


映画「彌勒MIROKU」観てきました。

感想は、「report」ページへ

(2013.10.19 高橋)


更新


論文刊行

「【新発見資料】「タルホと月」の意義――『一千一秒物語』の生成」(「日本近代文学館年誌 資料探索」第8号、公益財団法人・日本近代文学館、2013.3)

『一千一秒物語』の原型となった「タルホと月」の新発見草稿について、執筆時期の比定、執筆経緯の分析を行い、金星堂版と「タルホと月」を比較検討することで『一千一秒物語』の生成過程における「タルホと月」の意義を考察した論考です。「タルホと月」の短篇群を「共通作」「改訂作」「未収録作」「再編入作」の4種に分類し、二つのテクストの連続と断絶から、佐藤春夫邸への寄寓時代の影響までを視野に、『一千一秒物語』の初期の生成過程を追いました。論文公開はしておりませんので、興味がある方は、お探しの上御覧下さい(ご要望があれば、ご相談下さい)。

映画「彌勒MIROKU」2013年7月公開へ

かなり以前から噂だけは耳にしておりましたが、今夏、林海象監督による稲垣足穂「弥勒」の映画劇場公開が実現する運びとなったようです。「彌勒」をどう捉え、映像化されるのか、公開を楽しみにしたいと思います。公式サイトはこちらから

研究文献目録の新しいものについてはまだ整理できておりませんが、開店休業状態の間にもいくつか論文書きました。足穂については、これだけです。

「ハッサン・カンの須弥山めぐり――稲垣足穂、天空へのまなざし」(一柳廣孝・吉田司雄編著『天空のミステリー』ナイトメア叢書8、青弓社、2012.1)


その他、和田芳恵、松本清張、中間小説誌に関する雑誌研究についての論考を発表しております。中間小説誌研究については、共同研究のHP「中間小説誌の研究―昭和期メディア編成史の構築に向けて―」(科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C))課題番号24520205の一環)を御覧下さい。

(2013.03.16 高橋)


「稲垣足穂『一千一秒物語』の原型発見」


『読売新聞』2011年9月13日夕刊 社会面掲載

稲垣足穂『一千一秒物語』の原型となる『タルホと月』の原稿が発見されました!
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110913-OYT1T00552.htm

昨年、日本近代文学館へ滝田樗陰の遺族から寄贈された旧蔵資料の中に、稲垣足穂による「中央公論」未掲載の原稿を発見。それが足穂自身しばしば言及してきた『一千一秒物語』の原型ともなる「タルホと月」の原稿であると確認されました。

『一千一秒物語』未収録のテクストも含まれており、『一千一秒物語』が精選・選抜される以前の幻の掌編群の一端を知ることができる唯一の資料。直筆原稿としても確認できる最古のものではないかと思われます。こんなものが残っていようとは……

リンク先の記事にもある通り、その原稿を収めたDVDは八木書店から刊行予定、10月1日〜11月26日、日本近代文学館で展示されます。続報はまたこちらでお知らせ致します。

(2011.09.15 高橋)


新年のご挨拶と告知


明けましておめでとうございます

本年もご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。

先日、ドノゴトンカ同人の皆様より招聘があり、
来週開催のギャラリートークのゲストとして、
僭越ながら参加させて頂くこととなりました。

詳細は以下の通りです。

An Evening of Conversation on Inaguaqui Taroupho with Donogo-o-Tonka

ギャラリー・トーク
稲垣足穂さんを語る夕べ

1月23日(日)17:00〜20:00
(展示は15:00からご覧になれます)

参加費:2000円(フリードリンク+軽食付) 先着30名

会場:6次元
東京都杉並区上荻1-10-3-2F
(JR荻窪駅西口改札より徒歩3分)
電話:03-3393-3539
http://www.6jigen.com/

6次元の稲垣足穂 古多仁昴志タルホグラフィー展」の開催を記念して、
ギャラリー・トーク「稲垣足穂さんを語る夕べ」を行います。

展示物について所蔵者で作者の古多仁昴志さんに解説していただいた後、
ドノゴトンカ同人+ゲスト+参加者で、それぞれが愛読する足穂作品、
気になった展示物などを手がかりに、多面体の鉱物のような足穂さんの
魅力を自由に語り合いたいと思います。

私たち一人一人が足穂さんから受け取った「或物」の欠片を持ち寄って、
一夜、集まれたら、と思うのです。

稲垣足穂とその作品に関心を抱く諸兄姉のご参加を呼びかける次第です。

ドノゴトンカ同人:羽良多平吉・古多仁昴志・高橋信行・郡淳一郎・扉野良人・木村カナ
ゲスト:高橋孝次(稲垣足穂研究者)・カトウジン(ビブリオフィル・ドラマー)


(2011.01.15 高橋)


ごあいさつ、および「論文公開」更新


更新しました。

今年は7月と10月、2つの学会発表で慌ただしくしておりました。
おかげさまで、無事発表も終わり、会場からは多くの貴重なご意見を賜りました。
お越し頂きました方々に、改めて御礼申し上げます。有り難うございました。

また新たに、「『少年愛の美学』とフロイトの反復説」 (『千葉大学人文社会科学研究』第21号,千葉大学大学院人文社会科学研究科,1〜14頁,2010.9) のPDFファイルを公開いたしました。冒頭の要旨をここにも挙げておきます。

『少年愛の美学』は、性愛の一元論が展開される、稲垣足穂のもっともよく知られたエッセーである。従来本書は「啓蒙の書」とされてきたため、主にその感性的了解を促すような特徴的な語り口が研究の俎上にあげられてきたが、本稿では『少年愛の美学』の理論的基盤の形成過程に社会的文脈を導入することで、性愛論が形而上学へと変成する様態を跡付けることを目的とする。そのために、フロイトの『性理論三篇』と『少年愛の美学』の比較から、フロイトの「反復説」こそ『少年愛の美学』の核となる理論であることを明らかにし、フロイト言説の理解の転換点をヴァリアント分析から導く。さらに、フロイト受容の経緯から、『少年愛の美学』形成史において重要な役割を担う江戸川乱歩の存在を浮上させ、フロイト言説とともに「A感覚」や「宇宙的郷愁」といった足穂文学の重要概念をも戦前の同性愛研究を引き継ぐ乱歩の媒介なしに成立し得なかった可能性を指摘する。


(2010.11.02 高橋)


お知らせ


足穂関連ではありませんが…

今月、日本近代文学会秋季大会にてパネル発表を行います。
「中間小説」の問題系――昭和二〇年代の黎明というパネル内で、
「和田芳恵と「日本小説」――中間小説誌の誕生」
という口頭発表で戦後の雑誌メディアについてお話しする予定です。



2010年度 日本近代文学会秋季大会(発表プログラム)

日時:2010年10月23日(土)・24日(日)

場所:三重大学 共通教育一九〇番教室ほか

■23日(土) 14:00より

《特集》〈一九一〇年〉の再検討
 大東和重   中国人留学生にとっての〈一九一〇年〉前後――魯迅・周作人・成ィ方吾・郁達夫
 金子明雄   〈一九一〇年〉文学の争闘――ゴシップ・実生活・自然主義
 鶴見太郎  『遠野物語』の封印

■24日(日) 10:00より

研究発表
 林信蔵 「実験」から「対位法」へ――荷風の『タンホイザー』体験をめぐって
 中山弘明 舞台の上の『夜明け前』――「コントラプンクト」の周辺
 茶園梨加 石牟礼道子『苦海浄土――わが水俣病』の改稿をめぐって


《パネル発表・連続企画》 14:30より

第一会場 パネル発表
『上海文学』のポテンシャルエネルギー――日本統治下の上海文学界を考える
 大橋毅彦(ディスカッサント)・趙夢雲・木田隆文・鈴木将久・竹松良明(司会)

第二会場 パネル発表
 「中間小説」の問題系――昭和二〇年代の黎明
  小嶋洋輔・西田一豊(司会)・高橋孝次・牧野悠

第三会場 パネル発表
 ゼロ年代とメディアミックスの荒野――固有名の彼方へ
 一柳廣孝(司会)・横濱雄二・大橋崇行・水川敬章・飯倉義之

第四会場 連続企画第一回 「理論は、いま」
 中村三春 虚構論、ふたたび
 瀬崎圭二 〈文化研究〉の行方
 高榮蘭 翻訳・位置・機能――一九八〇年代における「文学」と「危機」の交錯
 生方智子 精神分析批評の射程圏

 

(2010.10.12 高橋)



おしらせと更新


半年以上空きました。

 いつもながら間が空きました。
 大変申し訳ありませんでした。

 今月は、稲垣足穂「彼等」について発表をします。
 学内学会ですが、もしご興味がある方は足をお運び下さい。
 以下、研究発表のプログラムです。



千葉大学文学部日本文化学会 第11回大会プログラム
2010年7月24日(土)13時開始

於 千葉大学大学院 人文社会科学研究科棟(総合研究棟)
2階「マルチメディア会議室」
http://www.chiba-u.ac.jp/access/nishichiba/
http://www.chiba-u.ac.jp/access/nishichiba/nishichiba_map.html

・研究発表

1) 日本語格助詞研究における問題の焦点
千葉大学人文社会科学研究科(博士後期) 黄 成湘氏
※司会:廖郁ブン氏(人社研特別研究員)
【(40分間)13:10〜13:50】

2) 『源氏詞知』の周辺―『源氏物語事假書』を中心に―
千葉県立実籾高等学校講師  今井 麻衣子氏
※司会:戸波 智子氏(人社研前期修了生)
【(40分間)13:50〜14:30】

※休憩(15分程度)【14:30〜14:45】

3) 永劫回帰の夏休み―稲垣足穂「彼等」
人社研特別研究員       高橋 孝次氏
※司会:牧野 悠氏(人社研特別研究員)
【(40分間)14:45〜15:25】

・講演

州羽へ逃げるタケミナカタ―古事記の古層性
立正大学文学部教授      三浦 佑之氏
【(70分間)15:25〜16:35】


【発表要旨】
「彼等」は、足穂作品の中でももっともよく知られたテクストのひとつですが、それが個別に論じられたことはほとんどありません。矢川澄子や澁澤龍彦、松山俊太郎、種村季弘といった足穂再評価の先導者たちの、いわば青春の書(書物)として語られることが多い本作は、少年たちへの思慕と彼等の累々たる死、香水が導く記憶とエピソードの断片性、色彩のレトリックなど、足穂のテクストを象徴する要素については部分的に言及されるものの、その物語内容に関しては自伝的な「少年愛小説」の一語で片付けられてきました。
 本発表では、複雑に断片化された「彼等」というテクストを、ヴァリアント分析によって整序するとともに、ラドヤード・キプリング「彼等」、フランク・ヴェデキント「春の目ざめ」、「旧約聖書」という異なる三つのテクストの網目によって掬い上げることで、足穂の中期の小説テクストがもちえたある〈葛藤〉の構造と、「彼等」というテクストの謎めいた結末の意味を明らかにしたいと考えています。(高橋孝次)


そして、稲垣足穂研究文献目録には、以下のデータを追加致しました。

岸田国士「戯曲二十五篇を読まされた話」(『東京朝日新聞』大15・4・14、15、16、17、20、21)
※足穂への言及は21日部分。「文芸時代で稲垣足穂氏の「ちよいちよい日記」といふ小説を読んで感心した。感心したゞけでなく、一寸した発見をさへしたのである。すなはち、稲垣氏は、立派に戯曲の書けるんだといふことを。あの会話が生みだすユニツクな劇的シインを見給へ。一疑問符のかもしだす幻象(イメージ)の深さを見給へ。しかしこれは、一寸した発見に過ぎない。なぜなら、これは稲垣氏に何ものをも加へることにならないであらうから。」

坂口安吾「牧野さんの祭典によせて」(『早稲田文学』第3巻第5号、昭11・5)
※「私は彼が自殺に就て語つたただ一つの場合だけを記憶してゐる。牧野さんが泉岳寺附近にゐた頃だから五六年前のことだが、稲垣足穂が突然やつてきて、貧乏で食へないしめんどくさいから首でもくくらうと思つてね、と唄でもうなるやうな早口でベラ/\まくしたてたといふ話だつた。あんな厭味もなく気取りもなく自殺をベラ/\まくしたてたのは聞いたことがないね、と私に語つたことがある。そのほかに自殺の話はしたことがない。」

無記名「新刊素描(ヴァニラとマニラ)」(『the high school life』no.25、株式会社MAC、昭44・6・15)

稲垣足穂・中村宏「機械学序説・第1〜4回 地を匍う飛行機と飛行する蒸気機関車」(『the high school life』no.25〜8、株式会社MAC、昭44・6・15〜9・15)
※のち稲垣足穂対談集『天族ただいま話し中』再録

「君自身の主張と広告(投書欄) 斉藤自子「何がジェーンにおこったか 稲垣・中村対談に寄せて」、根来龍之「稲垣氏は大バカ」、中島一夫「僕の三「宣言」」、橋田良知「観念の世界へ!」」(『the high school life』no.27、株式会社MAC、昭和44・8・15)
※同紙連載対談への反応

中村宏「機械学とは何か 光速的地平線による自覚的蒸気機関車の解明」(『the high school life』no.29、株式会社MAC、昭和44・10・15)
※前号までの連載対談への補足。以上、松岡正剛編集『the high school life』は、萩原幸子氏より資料提供いただきました。ありがとうございました。

鳥海宗一郎「千葉を愛した作家たち(稲垣足穂 旧千葉駅待合室で原稿書く)」(『カルチャーちば』第26号、千葉市文化振興財団、平3・11)

鳥海宗一郎「近代文学に描かれた千葉・20作品から 稲垣足穂『都のたつみしかぞ住む』 焼け跡での日々・昭和戦後」(『カルチャーちば』第36号、千葉市文化振興財団、平8・10)
※26号とほぼ同内容

鳥海宗一郎「文学のふるさと31 稲垣足穂『東京遁走曲』」(『カルチャーちば』第40号、千葉市文化振興財団、平11・3)
後藤貴志(絵)「生誕百年・稲垣足穂の世界 タルホ 月夜の幻燈会」(『詩とメルヘン』平12・2)
※目次文「生誕百年でもタルホは前衛という奇跡的な作家。そして熱狂的なファンは二十一世紀までつづく予感。」

安藤宏「解説 大正十四(一九二五)年の文学」(稲垣足穂他著、安藤宏編『編年体 大正文学全集』第14巻 大正十四年所収、ゆまに書房、平15・3)
※新感覚派文学論争における稲垣足穂の位置

鎌田東二「「モノノケ学」の構築―「日本的霊性」の再検証」(『山形市文化振興事業団紀要』平18・3)

(2010.07.15 高橋)


目録更新


ご無沙汰致しました

毎度のことながらまた間が空いてしまいました。
情報お寄せ頂いた方々、大変申し訳ありませんでした。

今回も関連文献を追加更新いたしました。
この文献目録も、数が増えていくに従って、
目録への登録基準の曖昧さや、
分類項目の不備が目について参りました。
改善を検討中です。

稲垣足穂研究文献目録には、以下のデータを追加致しました。

藤井宗哲「(無題)」(『稲垣足穂ピクチュア展』所収、徳間書店主催、新宿・紀伊国屋4F常設展示場、昭46・10・1〜14開催)
※パンフレット、写真、図版13葉、奥付無し。

和田誠『和田誠肖像画集PEOPLE2』(美術出版社、昭52・7)
※似顔絵、「三人をハゲます会」。

小谷剛 『『作家』・芥川賞・おんな―戦後文化史の傍証』(中日新聞本社、昭56・11)
※「稲垣足穂との出会い」「足穂あれこれ」

香川眞吾・羽良多平吉編『虚空頌』(二十一世紀社、昭62・10・25)
※あがた森魚「タルホ 永遠と反永遠の面影」、中村宏「模型世界と微粒子 呪物・稲垣足穂ノート(……抄……)」、中野嘉一「コメット・タルホの飛行記録」(『医科芸術』昭和56年11月号発表稿の再編集)

松田行正『絶景万物図鑑』(TBSブリタニカ、昭63・10)
※「文−学 タルホ 文学空間 ノンフィクション」

『講談社出版文化賞要項』平成三年度(講談社、平3・5・16)
※第22回ブックデザイン賞受賞作品『一千一秒物語』(透土社)――田中一光「ブックデザイン賞選評 '20年代と'90年代の感覚的往復」、羽良多平吉「受賞のことば その「こと」」

栃木県立美術館・小勝禮子編『本の宇宙―詩想をはこぶ容器 Livre d'artiste Livre objet』 (栃木県立美術館、平4・7・5〜8・20開催、奥付無し)
※「本の宇宙」展パンフレット

高橋輝次編著『古本屋の蘊蓄―店主たちの書物談義―』(燃焼社、平9・2)
※須賀章雅「古本屋・“魔の永久運動”――『彩色ある夢』のエピソード――」

梶原正弘『浪速書林古書目録』(有限会社浪速書林、平16・9、奥付無し)
※種村季弘「箱」、加藤郁乎「稲垣足穂大全のころ」、高遠弘美「私家版タルホ集のすすめ」

『ユリイカ 特集*雑誌の黄金時代』(青土社、平17・8)
※間奈美子「『Palle City 特別号』(アンケート大会「わたしを/がつくった雑誌」)」、郡淳一郎「編集後記」


羽良多平吉(ばるぼら・郡淳一郎インタビュー)「一生でいちばん美しいデザイン」(『BET』vol.0、平18・11)

石黒敦彦「セイントと俗物のあいだ」(斎藤美和編『編集者 斎藤十一』所収、冬花社、平18・11)

鈴木創士「『ユリイカ』九月臨時増刊・稲垣足穂特集(青土社)」(『図書新聞』平18・12・23)

加納成治「少年タルホの出現 「関西学報」と「学友会誌」をめぐって」 (『芦屋古書即売会目録 モダニズムと装幀』所収、写真版参照、平19・11・23〜25開催、奥付無し)

長谷川郁夫「月光嗜好症(リュナティック)――稲垣足穂」(『本の背表紙』所収、河出書房新社、平19・12)

荻原魚雷「足穂拾遺物語」(『毎日新聞』平20・5・4)

「新しく入った本 『足穂拾遺物語』」(『KOBEの本棚―神戸ふるさと文庫だより―』第59号、神戸市立中央図書館、平20・7・20)

奥平晃一・田中栞・郡淳一郎「書肆ユリイカの本・人・場所(上・下)」(『日本古書通信』平21・11、12)
※以上の文献はすべて、郡淳一郎氏よりご教示、あるいは資料提供いただいたものです。ご協力有り難うございました。

季村敏夫『山上の蜘蛛 神戸モダニズムと海港都市ノート』(みずのわ出版、平21・9)

※大橋毅彦氏よりご教示頂きました。有り難うございました。

(2009.12.21 高橋)



サイトリニューアル!


サイトリニューアル、半年ぶりの更新

N氏の手により、再びサイトリニューアルを果たしていたものの、
雑事にかまけて、またも長らく更新を滞らせておりました。
以前より更に見やすくなっていると思いますが、いかがでしょうか。

今回は、新たに関連文献を追加し、プロフィールを更新いたしました。
もはや説得力はありませんが、また折に触れて更新していきたいと思います。

稲垣足穂研究文献目録に以下のデータを追加致しました。


野田宇太郎『増補改訂版 新東京文学散歩』(岩波文庫、昭27.3)
※「藝術倶楽部跡」134頁に「I」として足穂についての記述有り。

江戸川乱歩「探偵小説三十五年 二人の師匠」(『宝石』宝石社、昭33.8)
※「二人の師匠」(『アサヒグラフ』朝日新聞社、昭24.9.7)に追加挿入された註に、足穂への言及。

藤本義一『ケッタイな体談』(読売新聞社、昭48.2)
※対談・藤本義一×稲垣志代「居ついた怪物を飼育する慈婦」

柿沼瑛子・栗原知代編著『耽美小説・ゲイ文学ブックガイド』(白夜書房、平5.4)

『トーキングヘッズ叢書No.24 特集☆少年×タナトス A感覚とはかなさの美学』(アトリエサード、平17.7 )

四方田犬彦『ハイスクール1968』(新潮社、平16.2)
※116頁に足穂への言及有り。

高原英理『月光果樹園 美味なる幻想文学案内』(平凡社、平20.5)
※「未来基準」「足穂と童話」「六月の夜の都会の空」

安藤礼二『光の曼荼羅 日本文学論』(講談社、平20.11)

石田美紀『密かなる教育〈やおい・ボーイズラブ〉前史』(洛北出版、平20.11)

丹尾安典『男色の景色─いはねばこそあれ─』(新潮社、平20.12)

高木彬「リライトする都市──稲垣足穂『薄い街』」(伊藤徹編『作ることの視点における1910〜40年代日本 近代化過程の思想史的研究』所収、平成19年度科学研究費補助金助成基盤研究(B)成果論集、平21.3)
※執筆者の高木氏より御恵投頂きました。

大石雅彦『彼我等位』(水声社、平21.3)
※「世界の未来派、日本の未来派……平戸廉吉、神原泰、尾形亀之助、稲垣足穂」

吉村千穎『終りよりはじまるごとし 1967〜1971編集私記』(めるくまーる、平21.5)
※「自ら迷い込んだタルホ・ワールド──稲垣足穂」

西秋生『ハイカラ神戸幻視行 コスモポリタンと美少女の都へ』(神戸新聞総合出版センター、平21.7)

田中栞『書肆ユリイカの本』(青土社、平21.9)
※企画・校閲を担当された郡氏より御恵投頂きました。

(2009.09.29 高橋)



論文更新


論文アップしました。

高橋孝次「旧居留地の文学──「星を売る店」の神戸」(『千葉大学人文研究』2009.3)のPDFファイルが公開されている、「千葉大学学術成果リポジトリ」のページへのリンクを「論文公開」にあげました。
文献目録の方の更新は、近いうちに行います。


(2009.06.12 高橋)



目録・プロフィール更新


サーバー移転後、9ヶ月のご無沙汰でした。

サーバー移転後、HDのクラッシュなどに見舞われ、繁忙を理由に長らく放置しておりました。
申し訳ありませんでした。これからまた少しずつ更新していきます。
プロフィール情報を一部更新し、稲垣足穂研究文献目録に以下のデータを追加致しました。

横光利一「知人への不満」(『辻馬車』第2巻第5号、大15.5)
※「稲垣足穂は本家である。」の一行のみ。

大下宇陀児「無題[『新青年』昭和二年新年号評]」(『新青年』第8巻第4号、博文館、昭2.3)
※「童話の天文学者」評

荘原照子、石山貞勝、石河穣治、衣巻省三、倉橋八一 「書評(アンケイト)A 稲垣足穂氏著〈山風蠱〉昭森社刊」 (『意匠』昭16・ 3)→昭15.2
*刊年月訂正

津山光衛「後記」(『意匠』昭16・3)→昭15.3
*刊年月訂正

三島由紀夫「生と芸術の真相」(『新潮』昭44.6)

紙四郎「パル・シティと薄い街」(『遊』昭53・10)

杉田英明「演劇と映画における『アラビアン・ナイト』──明治〜昭和前期の日本への移入とその影響──」(『外国語研究紀要』第9/10号(2005)、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部外国語委員会、平18.3)

上原貞治「稲垣足穂の「星の学者」」(『天界』88(989)、東亜天文学会、平19.10)

杉田英明「戦後日本の『アラビアン・ナイト』──翻訳と研究・批評を中心に──」(『外国語研究紀要』第12号(2007)、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部外国語委員会、平20.3)

杉田英明「文学者と旅行家の見た『アラビアン・ナイト』──明治〜昭和前期を中心に──」(『ODYSSEUS』第12号(2007)、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻紀要、平20.3)

エルマガジン編集室「京阪神本棚通信」(『L magazine』397(APRIL 2008)、平20.4)

高橋信行「稲垣足穂 未知との出会い」(『日本経済新聞』文化欄、平20.6.10)

池内紀「青春小説はロイヤルゼリー」(『中央公論』123(9)、中央公論新社、平20.9)

大場啓志「記憶に残る本(14)「一千一秒物語」稲垣足穂」(『日本古書通信』73(10)、日本古書通信社、平20.10)


*紙四郎「パル・シティと薄い街」他のデータについては、高木彬氏よりご教示いただきました(原本確認済み)。ありがとうございました。

(2009.03.11 高橋)



サーバー移転


サーバーを移転、本サイト「イナガキ・タルホ・スタディーズ」のURLを変更しました。

新URLは〈http://taroupho.icurus.jp/〉です。
ドメイン名“icurus”は、稲垣足穂のかつて英訳された作品「Icarus」(三島由紀夫・Geoffrey Bownas編“New Writing in Japan”所収,Penguin Books,1972)に因みましたが、よく見ると、スペルがちがう・・・・・・
サーバー移転に伴い、旧URLにアクセスされた方は、新URLに自動転送されるようにしてあります。

(2008.06.05 高橋)



「論文公開」に論文をさらに追加


さらに「千葉大学学術成果リポジトリ CURATOR」で公開中の、学術論文PDFファイルへのリンクを追加いたしました。

 「千葉大学学術成果リポジトリ」で公開中の、高橋孝次著の学術論文4本、

「山ン本五郎左衛門只今退散仕る」論――三島由紀夫の「妖怪教育」
新感覚派の夢――稲垣足穂と活動写真のメディア論
稲垣足穂のカトリック時代――「Saint」と神秘思想
稲垣足穂『少年愛の美学』の読書論的研究――念者としての語り――

が、本サイト「論文公開」のリンクから、閲覧できるようになりました。

(2008.05.24 高橋)



「論文公開」に論文を追加


「千葉大学学術成果リポジトリ CURATOR」で公開中の、学術論文PDFファイルへのリンクを追加いたしました。

 「論文公開」で公開する論文の更新が滞っておりましたが、「千葉大学学術成果リポジトリ CURATOR」で本サイト管理人が著作権を有する論文が公開されているので、PDFファイルのハンドルURLへのリンクを、「論文公開」ページに追加いたしました。

 PDFファイルでは、一度公開したデータの改変が難しいため、ほぼ紙媒体と同じ形式・内容・レイアウトのままとなっていますので、引用の際はこちらをご利用いただければ幸いです。ですが引用の際には、論題、著作権者の名前、掲載誌名(巻号・発表年次は随意)を併記して下さいますよう願います。

(2008.05.22 高橋)



「稲垣足穂研究文献目録」追加


以下の文献を目録に追加いたしました。『足穂拾遺物語』の解題で触れられた、あるいはその作業の過程で見出された、大正・戦後すぐの足穂に言及した文献、そして今年に入ってからの関連文献を中心に。(研究上重要なモノもあったので、*後に備考を付しました。この目録がより利用しやすくなるように、これまでの文献に関しても備考を付すかどうか検討中です。)

無署名「出版消息」(『文藝春秋』巻末「金星堂 出版月報」、大12・2)
*金星堂からの、最初期の『一千一秒物語』広告文
イナガキ・タルホ氏は佐藤春夫氏の推稱にかかる新進の俊髦
その著「一千一秒物語」はその驚くべく獨創的な樣式と未だ何人にも描かれなかつた
「耽奇的」感覺の發見とに於て、
必ずや一九二三年の童話界に一問題を惹起すべきを疑はぬ
既に美装を凝らして市に出た。


東草太郎「一千一秒物語をよむ」(『文藝春秋』巻末「金星堂 出版月報」、「読後感」欄、大12・4)
*最初期の『一千一秒物語』評(読者投稿)

木蘇穀「新進作家の活躍を望む」(『文藝春秋』大12・8)

不同調子「文壇運命判断」(『不同調』大14・8)

*『稲垣足穂全集』第13巻(筑摩書房、平13・10、447頁)に、誤って足穂の文章として収録されているが、実際は不同調子による稲垣足穂評。

藤澤桓夫「卓上文学」(『辻馬車』波屋書房、大15・1)
*「散歩しながら」一言評

藤澤桓夫「卓上文学」(『辻馬車』波屋書房、大15・3)
*「海のかなた」一言評

崎山猷逸「卓上文学」(『辻馬車』波屋書房、大15・4)
*「天体嗜好症」一言評

藤澤桓夫「卓上文学」(『辻馬車』波屋書房、大15・5)
*「「ちよい/\」日記」評

「合評会第三回」(『文藝時代』金星堂、大15・5)
*「「ちよい/\」日記」評、合評会参加者に足穂の名前があるも、発言は無し。

無署名「天体嗜好症 「宇宙論入門」と作家稲垣足穂氏」(『週刊サンニュース』サン出版社、昭23・6・25)
*足穂の写真二葉

無署名「現代人物設計」(『エンゼルAngel』近代女性社、昭24・3)
*似顔絵つき

稲垣志代「私が燃えたとき 吾平太(石炭)くべ」(『PHP』PHP研究所、昭47・4)

山内正平「モダン都市神話としての「ヰタ・マキニカリス」(稲垣足穂)的世界」(『日独近代化過程の比較文化的研究―科学技術による文化構造の再編と伝統保持の問題―』千葉大学教養部、平4・3)

野坂昭如「一秒が一年――わがタルホ頌」(『yomyom』新潮社、平20・2)

高橋孝次「稲垣足穂『少年愛の美学』の読書論的研究―念者としての語り―」(橋本裕之編『パフォーマンスの民族誌的研究』第144集、千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト成果報告書、平20・2)

稲垣足穂著・高橋信行編『足穂拾遺物語』(青土社、平20・3)

高橋孝次「「山ン本五郎左衛門只今退散仕る」論――三島由紀夫の「妖怪教育」」(『千葉大学人文研究』第37号、千葉大学文学部、平20・3)

羽良多平吉「点國TENGOCU」(『アイデアidea』誠文堂新光社、平20・4)
*雑誌内冊子。「特集・タルホ生命工学のフレグランス」
高橋信行編・羽良多平吉デザイン「タルホ音素Tarouphoneme」
郡淳一郎「『足穂拾遺物語』縁起」


池内紀「世の見方の始まり(二)稲垣足穂・ヒコーキ」(『新潮』平20・4)


『yomyom』、『新潮』の文献に関しては、『足穂拾遺物語』で校正をしていただいた
木村カナ氏より情報ご教示いただきました。ありがとうございました。

(2008.04.16 高橋)



『足穂拾遺物語』の展開図


デザイン誌『アイデア』328号(2008.4.10発売)に綴じ込まれた雑誌内冊子、
羽良多平吉氏による『点國 タルホ音素』にて、「特集・タルホ生命工学のフレグランス」


 羽良多平吉氏のエディトリアルデザインによる「タルホ生命工学の芳香集」としての小冊子『点國』が綴じ込まれた、『アイデア』328号「デザインの草の根」が4月10日に発売されました。『点國』には、『足穂拾遺物語』の編者・高橋信行氏協力のフラグメント・アンソロジーと、『足穂拾遺物語』の編集者・郡淳一郎氏による「『足穂拾遺物語』縁起」も掲載されています。
 そのデザインは、剣先のふくらみをもったスペードのAが、淡い緑の蔭を帯びて、フォントの海のなかに閻浮堤のように屹立するさまを幻視させます。『足穂拾遺物語』の新たな展開・拡張を告げる、真っ白い予告篇のような『点國』を、是非一度御覧下さい。

(2008.04.11 高橋)



『足穂拾遺物語』ライヴ・ツアー in KIOTO、閉幕


京都UrBANGUILDでの『足穂拾遺物語』刊行記念イベント、無事終了致しました。
ご来場いただいた皆様、スタッフ・関係者の皆様、本当にありがとうございました。


 3/17に京都木屋町のUrBANGUILDで開催された、
 『足穂拾遺物語』ライヴ・ツアー in KIOTO、
 御陰様をもちまして無事終了いたしました。
 遅くなってしまいましたが、お越し下さった皆様に、心よりお礼申し上げます。
 そして、イベントを支えて下さったスタッフ・関係者の皆様、ありがとうございました。
 UrBANGUILDは雰囲気のあるとてもいいハコでした。

『足穂拾遺物語』制作の軌跡、裏側から、『足穂拾遺物語』に込められたさまざまな文脈、この本によって浮かび上がる新たな「稲垣足穂」像についてなど、夜遅くまでお話しさせていただき、出演者のひとりとしても楽しい一夜となりました。ありがとうございました。

(2008.03.27 高橋)



『足穂拾遺物語』刊行記念!


『足穂拾遺物語』刊行記念イベントを、京都で開催。

足穂拾遺物語

■■『足穂拾遺物語』ライヴ・ツアー in KIOTO

出演=高橋信行、高橋孝次、羽良多平吉、郡淳一郎、木村カナ、扉野良人
2008/3/17(月)/開場=18:00/開演=19:00
予約=1,500円+1drink/当日=2,000円+1drink
会場=UrBANGUILD アバンギルド(http://urbanguild.net/)
京都市中京区木屋町三条下がるニュー京都ビル3F
(京阪三条から西へ進み木屋町通りを南に約150M)
予約=UrBANGUILD LIVE予約(http://urbanguild.net/live/live.frame.html)
主催=knothole

いやはあ、トランセンデントル、ホブゴリン!…イナガキ・タルホの新しい夜明け!あるいは、お兄ちゃんはペパーミント!西荻ブックマーク(http://neko2.net/nbm)は予告篇にすぎなかった!と言いますか、今度こそ、ホントウに出ます(3月11日、青土社刊)… 稲垣足穂研究ニューウェイヴの総力を結集した究極のタルホ本『足穂拾遺物語 The Uncollected Writings of Inaguaqui Taroupho』刊行記念トランス・ジャパン・ツアー第2弾。本書の編者・校訂者・書容設計者・編集者・校正者・資料提供者が、『スマイル』もしくは『ポンヌフの恋人』的大風呂敷ひろげまくり、背水の陣しきまくりの苛酷な人体実験的プロジェクトをいかに締めくくったか、「タルホを本にすること」と「バンドワークとしての本づくり」をめぐって空中分解覚悟で徹底討議します。これはもう、死後の生活!…プレミア必至のお土産つき。

西荻ブックマーク

■出演者
高橋信行(編者)
美術家・稲垣足穂研究家。1958年生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒、サロン・ド・プランタン賞受賞。同大学院視覚デザイン専攻修了。『稲垣足穂全集』第13巻に編集協力。稲垣足穂研究誌『ファンタシウム層発掘ノート』1・2・SPECIAL ISSUEを発行。論文に「「美しき学校」を巡って」(『ユリイカ臨時増刊 総特集稲垣足穂』青土社)、「同人誌」(『稲垣足穂の世界 タルホスコープ』平凡社コロナ・ブックス)など。

高橋孝次(校訂+編集協力)
日本近代文学・千葉大学文学部非常勤講師。1978年生まれ。「「稲垣足穂」の文学的研究 イメージと痕跡をめぐって」で博士(文学、千葉大学)。論文に「稲垣足穂『弥勒』論」(『日本近代文学』71集)、「哲学書は美しき肉体の如くに」(『ユリイカ増刊 稲垣足穂』)、「ヴァリアント」(『稲垣足穂の世界』)、「研究動向 稲垣足穂」(『昭和文学研究』55集)ほか。ウェブサイト「イナガキ・タルホ・スタディーズ」(http://www.nexyzbb.ne.jp/~koji/)管理人。

羽良多平吉(書容設計)
グラフィック・デザイナー。1947年生まれ。足穂関係の装幀書に『遊 野尻抱影・稲垣足穂追悼号』(工作舎)、『虚空頌』(二十一世紀社)、『月球儀少年』(立風書房)、『一千一秒物語』(講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞、透土社)、『星の都』(マガジンハウス)、『タルホ・フューチュリカ』(ボイジャー)、『足穂映画論』(フィルムアート社)、『薄い街』(リョービ)、『ユリイカ増刊 稲垣足穂』など。

郡淳一郎(編集)
オルタナ編集者・近畿大学四谷アート・ステュディウム(http://artstudium.org/kouza_workshop.htm#hensyu)講師。1966年生まれ。編集書に『足穂映画論』、武村知子『どろろ草紙縁起絵巻』(フィルムアート社)、松本圭二『詩篇アマータイム』(思潮社)、鈴木一誌ほか『知恵蔵裁判全記録』(太田出版)、矢川澄子『いづくへか』(筑摩書房)、『ユリイカ』(2004-05年編集長)、吉田アミ『サマースプリング』(太田出版)など。

木村カナ(校正)
アヴァンポップ文学者。1974年生まれ。論文に「二十一世紀文学少女・覚書」(『ユリイカ 特集文化系女子カタログ』)、「主要作品解題「私は文学者だよ」」(『ユリイカ 特集森茉莉』)、「東西地図/拝読曼荼羅」(『文藝 特集笙野頼子』)ほか。ウェブサイト「山梔」(http://www011.upp.so-net.ne.jp/gardenia/)「RESTLESS DREAM」
(http://www.restless-dream.net/)管理人。西荻ブックマークで『第七官界彷徨』上映会、高原英理×小谷真理トークイベントを企画。

扉野良人(資料提供)
僧侶、エッセイスト。knothole主宰。1971年生まれ。エッセイに「蝙蝠飛ぶ柳の下にタルホとハルオは出逢ったのか」(『ユリイカ増刊 稲垣足穂』)、「Headin’ Southには平井功が住んでいる」(『ユリイカ 特集詩集のつくり方』)、「花さき鳥うたう現実を拾いに」(『ムーンドロップ』第9号)ほか。「書評のメルマガ」(http://www.shohyoumaga.net/)で「全著快読 梅崎春生を読む」を連載中。エッセイ集『ボマルツォのどんぐり』を晶文社より3月刊。



■■同時多発開催
『足穂拾遺物語』刊行を記念して、ガケ書房、恵文社一乗寺店で、稲垣足穂アート&ブック・フェアを同時開催します。

■ガケ書房PRESENTS

稲垣足穂になるのです
3月15日(土)〜3月31日(月)
http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/index.htm

松江直樹=足穂の埴輪
滝町昌寛=足穂マッチ
吉田稔美=足穂ピープショー
細馬宏通=立体写真に関する小冊子
雨林舎=チョコレート碑
SPORE木戸=きのこ覗きスコープ


■恵文社一乗寺店PRESENTS
TAROUPHO LIVRE FRAGMENT
3月13日(木)〜4月8日(火)
http://www.keibunsha-books.com/

戸田勝久=立体作品
鳩山郁子=グリーティング・カード、イラスト・ボード
書肆ユリイカ版『稲垣足穂全集』7冊揃
etc.


『足穂拾遺物語』目次

稲垣足穂著 高橋信行編
200803刊/4-6判/456頁
定価5040 円(本体4800 円)
ISBN978-4-7917-6341-2

序文 はなむけ  萩原幸子

本文
 ◆ A 中学時代の文章
  中浜君へ
  空界のローマンチツク
  陸軍演習見物の記
  六月の夜の夢
  或る日の事件
  その夜
  港の夜
  かしはの二葉
  思想劇 復活の朝 第二幕第四場
  未来主義者の手帖より

 ◆ B コント
  南京花火の内
  前菜
  子供五題
  星と蝙蝠
  ちひさい牛
  おてがる阿片スタンド
  阿片学校読本一の巻
  茶話集
  Y談見本帖 しつれいのだんひらにごやうしや
  愛蘭土製襟飾ピン六種 (ダンセニイから)
  荒談
  当世洒落読本
  一千一秒物語
  月の出前の事件 ―A merry tale―

 ◆ C 小説・童話・詩
  私の散文詩 ポッピーと白い電燈 空中世界
  オルベア広場の月 (淡い夢心地を好む人たちのための小品)
  染料会社の塔
  シラノ・ド・ベルジユラツクの月世界旅行
  懐中時計
  仙郷 A midsummer night’s fantasy
  ライト兄弟に始まる
  星を うる 店
  先覚
  チョコレット
  夜長抄
  西山金蔵寺 ――君ならで誰にか見せん梅の花――

 ◆ D エッセー
  八月の朝のちよつとした話
  アートスミスの記憶
  タルホ一家言
  酒をかたる
  俗人論
  白鳩の記
  貧窮の記
  作家精神
  すめらじあ記
  飛行機の黄昏
  死後の生活
  真理
  美少女論
  当世犬つれづれ
  未来仏への思慕 ―広隆寺の弥勒像のことなど―
  触背美学 ――京都だより――
  ボクの弥勒浄土
  文芸時代の頃 ――十一谷義三郎のことも合せて――
  神の夢 ――私は世界の果からネクタイを取替えに来た――
  花の時代
  ボクの剪定法
  蒐東雑記(?)四 丸山清君の非フランス的二小品を台にして
  佐田介石の宇宙模型
  朱雀の春
  サムライの血筋
  『ヒコーキ野郎』 一席 “These Magnificent Men in Their Flying Machines”
  紫ふんどし
  E氏との一夕
  川端梟
  盥

 ◆ E 小文・選評
  文藝春秋 よろづ案内 雑
  [投稿抗議文]
  文藝春秋 よろづ案内 雑
  各人各説
  映画界癪の種 しやくといふ程でないが
  「ダークエンゼル」 に就いて
  山雀の一生 はじめに
  お洒落な町々 明石
  アインシュタインの脳髄 読後寸感
  ヰタ・マキニカリス 著者の言葉
  私の秘蔵本 岩田準一・後岩津々志
  執筆者だより
  アウト アトウォータ氏
  第六回作家賞選評 我れ幻の魚を見たり
  第七回作家賞選評 どれも小粒
  第八回作家賞選評 才能不足
  風信
  第九回作家賞選評 鳥のメルヘンを
  西岩倉金蔵寺
  第十回作家賞選評 女の根性
  第十一回作家賞選評 これが流行か
  [スタンプ由来]

 ◆ F アンケート回答
  私の信仰 ――往復葉書の回答――
  近頃私が愛読して居るもの 各方面諸名家の回答(その三)
  [渡辺修三 『エスタの町』 感想]
  近時流行の社交ダンスに対する御感想
  クリスマス・プレゼントに何を選んだか
  女を語る
  私の 『おのろけ』
  『文芸汎論』 一週年記念に際して寄せられたる諸家の感想(その一)
  気に入つた自著・愛蔵本・出したい本・etc.
  装幀についての諸家意向
  オール女性 終刊に寄す
  旦那様と奥様の講座 美人の妻をもつ夫と美男の夫をもつ妻へ
  私のベストテン

 ◆ G 参考作品
  竹林談
  三日月とコビト

初出媒体書影集

解題+校異

   凡例
 ◆ 解題  高橋信行・高橋孝次・小野高裕・大崎啓造・金光寛峯
 ◆ 校異  高橋孝次

  A 中学時代の文章
  B コント
  C 小説・童話・詩
  D エッセー
  E 小文・選評
  F アンケート回答
  G 参考作品

 ◆ 不採用テクスト一覧  高橋信行
 ◆ 校訂後記  高橋孝次
 ◆ 編者後記  高橋信行

(2008.03.06 高橋)




「稲垣足穂研究文献目録」追加・更新


以下の文献を目録に追加し、それに付随する目録情報も更新いたしました。

高橋信行『ファンタシウム層発掘ノートSPECIAL ISSUE』(西荻ブックマーク特別号、てんとう虫のサンバハウス、平20・1・20)

上記は『足穂拾遺物語』刊行前夜祭イベント限定の特別号ですが、高橋信行さまより資料提供いただきました。ありがとうございました。


春山行夫「詩学のABC」、「突然派」(春山行雄『楡のパイプを口にして』所収、厚生閣書店、昭4・4)

加藤郁乎「美神と失神」、「タルホの方へ」(『遊牧空間』所収、三一書房、昭45・11)

城市郎「イナガキ・タルホの本」(『初版本』所収、桃源選書、昭46・9)

山藤章二「“私の好きなタバコ”?・イラスト」(吉行淳之介『贋食物誌』所収、新潮社、昭49・10)

殿山泰司「A STORY OF YOTSUYA(四谷物語)」(『三文役者あなあきい伝』所収、講談社、昭49・2)

植草甚一「そのときの姉の声今も」(『植草甚一読本』所収、晶文社、昭50・9)

加藤郁乎「『タルホ座流星群』」(『書評集 旗の台管見』所収、コーベブックス、昭52・3)

加藤郁乎「天狗の将来」(『半風談』所収、九藝出版、昭53・4)

竹中郁「古い記憶 新しい記憶」、「贋サイゴオ」、「関西詩人風土記」、「稲垣足穂 「星を売る店」の人」(『消えゆく幻燈』所収、ノア叢書:5、編集工房ノア、昭60・3)

加藤郁乎「タルホ雛形」、「半跏一睡」、「弥勒入門」(『閑談前後 筆拂二』所収、小沢書店、昭63・11)

矢川澄子「幻想としてのA感覚――ある男流文学論」(『おにいちゃん 回想の澁澤龍彦』所収、筑摩書房、平7・9)

川仁宏「稲垣足穂大全/発行予告リーフレット(現代思潮社)」(『口もなし、舌もなし、喉もなし 川仁宏追悼集』所収、川仁宏追悼集刊行会、平17・12)

加藤郁乎「美少女」、「地上とは」、「稲垣足穂大全のころ」(『坐職の読むや』所収、みすず書房、平18・2)

あがた森魚デビュー35周年「タルホロジー」リリース記念ライヴツアー2007ブックレット『珊瑚スペシャル Taruphology Tour』(発行元:MorioLoggi、平19・10・27)


以上14件の足穂関連文献は、郡淳一郎さまよりご教示・資料提供いただきました。ありがとうございました。


萩原朔太郎「常識なき文壇――附、稲垣足穂氏に答ふ」(『不同調』大15・7)

石浜金作「青春挿話(A Fabel)―稲垣足穂君へ―」(『文芸時代』大15・7)


あがた森魚『菫礼礼少年主義宣言』(新宿書房、平2・4)

「少年愛・酒・毒舌の美学 稲垣足穂」(祖田浩一編『日本奇人・稀人事典』所収、東京堂出版、平3・7)

山本昌代「稲垣足穂『彼等』――私の一冊」(『エルンストの月』所収、NOVA出版、平7・9)

村田喜代子「稲垣足穂大全」(『異界飛行』所収、講談社、平10・1)

篠原資明「足穂とタバコ宇宙」(『談』別冊「shikohin world たばこ」たばこ総合研究センター、平14・10)

「禁じられたA感覚とV感覚とは【稲垣足穂】」(達人倶楽部編著『性に取り憑かれた文豪たち』所収、ワンツーマガジン社、平15・4)

安水稔和「まっすぐにことばがとどく――『竹中郁詩集』刊行によせて」、「神戸モダニズムの系譜――稲垣足穂・竹中郁を中心に」、「対談 詩人たち――竹中郁の親しい仲間」(『竹中郁 詩人さんの声』所収、編集工房ノア、平16・6)

佐藤健児「「私」のいないジオラマの世界 稲垣足穂『一千一秒物語』一九二三年」(『小説のはじめ 書き出しに学ぶ文章テクニック』所収、雷鳥社、平17・8)

大本泉「食べられることを拒絶したチョコレート――稲垣足穂『チョコレット』――」(『名作の食卓――文学に見る食文化』角川学芸ブックス、角川書店、平17・8)

安藤真「アメリカで考えた21世紀の日本(88)稲垣足穂の文学的中國論」、「(89)稲垣足穂と三島由紀夫」、「(90)リサ・ランドールとタルホの五次元宇宙」(『自由』574〜576号、平19・12〜20・2)

野崎六助「夜の放浪者たち――モダン都市小説における探偵小説未満 第三十八回=稲垣足穂「瓶詰奇談」」(『ハヤカワミステリマガジン』624号、平20・2)



青土社近刊『足穂拾遺物語』収録の解題での記載で、さらにいくつかの重要な文献が確認されましたが、それらの文献の書誌情報に関しては、『足穂拾遺物語』の刊行を待ってから、目録に追加したく思います。
また、東京での刊行前夜祭イベントに続き、京都にて刊行記念イベントを開催する予定です。詳細は、ここでのちほどお知らせしたいと思います。

(2008.03.01 高橋)



前夜祭イベント終了


「ザ・メイキング・オヴ・『足穂拾遺物語』――刊行前夜祭」閉幕。
ご来場下さった皆様、そしてスタッフ・関係者の皆様、本当にありがとうございました。


 昨日、1/20に第19回西荻ブックマーク(於今野スタジオ「MARE」)、
『足穂拾遺物語』刊行前夜祭イベントが終了いたしました。
 わざわざ足を運んで下さいました皆様に、心よりお礼申し上げます。
 そして、イベントを支えて下さったスタッフ・関係者の皆様、ありがとうございました。

 私の方からは『足穂拾遺物語』という本の校訂者、そして日本近代文学という学問領域に身を置く研究者という当事者性から、『足穂拾遺物語』という本が持つ意義とインパクトについて、拙いながら、思うところを少しお話しをさせていただきました。
 イベントでは質疑応答の時間がほとんど取れませんでしたので、まだ疑問、質問があったのに、という方がもしいらっしゃれば、こちらでお答えできることなら、お答えしたいと思いますので、本サイトの方へメールでお問い合わせ下さい。

 これからまた、気を引き締めて『足穂拾遺物語』刊行に向けて、努力したいと思います。
 ありがとうございました。

(2008.01.21 高橋)



イベント告知


一部ではもはや都市伝説と化していた『足穂拾遺物語』、
刊行前夜祭の開催が決定しました!


1/20 sun.
第19回西荻ブックマーク
ザ・メイキング・オヴ・『足穂拾遺物語』
――刊行前夜祭


出演:高橋信行、高橋孝次、羽良多平吉、郡淳一郎、木村カナ(司会)
会場:今野スタジオ「MARE(マーレ)」

新発見101篇+オマケ2篇+解題・校異600枚 AND MORE! 究極の「タルホ本」はいかに作られたか?
稲垣足穂研究ニューウェイヴの総力を結集した『足穂拾遺物語 The Uncollected Writings of Inaguaqui Taroupho』(2月7日、青土社刊)のワールド・プレミア。本書の編者・校訂者・デザイナー・編集者・校正者が、鬼気迫る蒐集の苦心談から『スマイル』もしくは『ポンヌフの恋人』的制作過程まで、「タルホを本にすること」をめぐって徹底討議します。
見本を世界初公開&貴重資料の配布あり。お申し込みはお早めに!

高橋信行(編者)
美術家・稲垣足穂研究家。1958年生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒、サロン・ド・プランタン賞受賞。同大学院視覚デザイン専攻修了。『稲垣足穂全集』第13巻に編集協力。稲垣足穂研究誌『ファンタシウム層発掘ノート』1・2を発行。論文に「「美しき学校」を巡って」(『ユリイカ臨時増刊 総特集稲垣足穂』青土社)、「同人誌」(『稲垣足穂の世界 タルホスコープ』平凡社コロナ・ブックス)など。

高橋孝次(校訂+編集協力)
日本近代文学・千葉大学文学部非常勤講師。1978年生まれ。「「稲垣足穂」の文学的研究 イメージと痕跡をめぐって」で博士(文学、千葉大学)。論文に「稲垣足穂『弥勒』論」(『日本近代文学』71集)、「哲学書は美しき肉体の如くに」(『ユリイカ増刊 稲垣足穂』)、「ヴァリアント」(『稲垣足穂の世界』)、「研究動向 稲垣足穂」(『昭和文学研究』55集)ほか。ウェブサイト「イナガキ・タルホ・スタディーズ」管理人。

羽良多平吉(書容設計)
グラフィック・デザイナー。1947年生まれ。足穂関係の装幀書に『遊 野尻抱影・稲垣足穂追悼号』(工作舎)、『虚空頌』(二十一世紀社)、『月球儀少年』(立風書房)、『一千一秒物語』(講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞、透土社)、『星の都』(マガジンハウス)、『タルホ・フューチュリカ』(ボイジャー)、『足穂映画論』(フィルムアート社)、『薄い街』(リョービ)、『ユリイカ増刊 稲垣足穂』など。

郡淳一郎(編集)
オルタナ編集者・近畿大学四谷アート・ステュディウム講師。1966年生まれ。編集書に『足穂映画論』、武村知子『どろろ草紙縁起絵巻』(フィルムアート社)、堀潤之訳注『ゴダール 映画史 テクスト』(愛育社)、松本圭二『詩篇アマータイム』(思潮社)、鈴木一誌ほか『知恵蔵裁判全記録』(太田出版)、矢川澄子『いづくへか』(筑摩書房)、『ユリイカ』(2004-05年編集長)、吉田アミ『サマースプリング』(太田出版)など。

木村カナ(校正)
アヴァン・ポップ文学者。1974年生まれ。論文に「二十一世紀文学少女・覚書」(『ユリイカ 特集文化系女子カタログ』)、「主要作品解題「私は文学者だよ」」(『ユリイカ 特集森茉莉』)、「東西地図/拝読曼荼羅」(『文藝 特集笙野頼子』)ほか。ウェブサイト「山梔」「RESTLESS DREAM」管理人。西荻ブックマークに第1回よりスタッフとして参加、『第七官界彷徨』上映会、高原英理×小谷真理トークイベントを企画。


詳しくは西荻ブックマークまでお問い合わせ下さい。

「研究動向 稲垣足穂」(『昭和文学研究』55集、2007.9)で、没後三十年を期した『足穂拾遺物語』、年内刊行予定!と早々と謳ってしまいましたが、諸般の事情によって刊行がずれこみ、結果として一部読者の方にはご迷惑をおかけいたしました。延びた分だけ濃くなったとお考えいただければ幸いです。

(2007.12.08 高橋)



「稲垣足穂研究文献目録」の情報を更新。
「このサイトについて」を一部修正。


目録追加文献は以下の通り。

生田長江「一月の創作物(五)稲垣足穂氏の天分と『美』意識と」(『読売新聞』大14・1・7、朝刊)

澁澤龍彦監修・幻想文学会編『日本幻想文学大全 上 幻想のラビリンス』(青銅社、昭60・9)
 (稲垣足穂「黄漠奇聞」収録)

川村湊『紙の中の殺人』(河出書房新社、平元・6)
 川村湊「少年と物ノ怪の世界」再録

荒俣宏監修『知識人99人の死に方』(角川書店、平6・12[角川文庫、平12・10])
 都築響一「稲垣足穂 筆極道の本懐」

講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見10 表現の冒険』(講談社文芸文庫、平14・3)
 清水義典「荒野に杭を立て続ける」(稲垣足穂「澄江堂河童談義」収録)

東雅夫編『稲生モノノケ大全 陰之巻』(毎日新聞社、平15・9)
 東雅夫「解説」(稲垣足穂「懐しの七月――余は山ン本五郎左衛門と名乗る」収録)

東雅夫編『妖怪文藝〈巻之壱〉モノノケ大合戦』(小学館文庫、平17・9)
 東雅夫「編者解説」(稲垣足穂「荒譚」収録)

紀田順一郎・東雅夫編『日本怪奇小説傑作集3』(創元推理文庫、平17・12)
 東雅夫「解説」(稲垣足穂「山ン本五郎左衛門只今退散仕る」収録)

中条省平『反=近代文学史』(文藝春秋、平14・9[中公文庫、平19・9])
 中条省平「稲垣足穂 人間的時間からの脱却」


 目録中の表記がまだ不統一な箇所があり、大変申し訳ございません。本当は検索機能を設けたいのですが、まあ追々修正していきます。

 長江先生の新感覚派文学論争期の貴重な文献に関しては、高橋信行さまにご提供いただきました。ありがとうございました。

 その他「山ン本五郎左衛門只今退散仕る」関連の文献で更新していなかった文献を中心に追加いたしました。東雅夫氏は、残った「稲生家=化物コンクール」を収録したアンソロジーさえ作れば、「山ン本〜」の総てのヴァリアントを制覇してしまう勢い。あの浩瀚な『稲生モノノケ大全』二巻を編んだそもそものきっかけも「山ン本〜」との出会い(と三島の解説)に遡るとのこと、愛の深さを感じます。私も東氏に肖り、近々「山ン本〜」についての論考を一本上梓する予定です。

(2007.11.01 高橋)




「プロフィール」の情報を更新。
「論文公開」にて、「新感覚派、機械仕掛けの夢――稲垣足穂と活動写真のメディア論」を公開。

「プロフィール」の情報を一部更新しました。
そして長い間放置してしまっていた、「論文公開」の「新感覚派、機械仕掛けの夢――稲垣足穂と活動写真のメディア論」をアップいたしました。
非常にこみいった内容の考察になっていますが、まだ注のページが出来ておりません。それについては、もうしばらくのご猶予を。


(2007.09.25 高橋)




「プロフィール」の更新・「稲垣足穂研究文献目録」の訂正、追加
【お知らせ】あがた森魚『タルホロジー』9月20日リリース


更新が著しく滞っておりましたが、「プロフィール」の情報を一部更新。
さらにまた情報の訂正と記載不備の修正を行いました。
また、新しく以下の文献を目録に追加しました。
実際には、あと20本程度追加すべきと思われる文献がありますが、確認に時間が掛かって更新が滞ってしまわないように、ひとまず確認できたもののみを更新しておきます。

(更新した文献は、「稲垣足穂研究文献目録」のページにて、お使いのブラウザの検索機能を利用して、筆者名または論題を入力し、「検索」して下さい。)

寺師弘「稲垣足穂氏著「天体嗜好症」について」

一記者「読書 折目博子著『虚空 稲垣足穂』私生活の全体を公平に」

一記者「「少年愛の美学」稲垣足穂氏死ぬ」

兼常清佐「愛読の本」

沢渡敏子・津田亮一・内堀弘「沢渡恒の周辺 戦争前夜のシュルレアリスム雑誌『カルト・ブランシュ』を巡って」

宮内淳子「フェアリー志向の星と月――稲垣足穂・村山籌子・武井武雄」

伊藤整「イカルス失墜」

坂口安吾「戯作者文学論」

春山行夫「新人について」


水田裕子『TOR ROAD STYLE BOOK』

小樽文学館『あがた森魚 二〇〇一年一〇〇一秒展望展 〜イナガキ・タルホ銀河系遊覧記念〜』



また、生粋のタルホ・フリークとして知られる、
あがた森魚氏のNew Album『タルホロジー』が9月20日にリリースされます。

久保田真琴プロデュース、ゲストコーラスに細野晴臣、鈴木慶一らを迎え、参加ミュージシャンには武川雅寛、徳武弘文などの豪華な顔ぶれが揃っている模様。Harry&Macにムーンライダースが入り交じって「あがた森魚の歌唱がタルホ・イナガキ・ワールドの大パノラマ世界へと飛翔する!」ようですので、ここにお知らせを。
オフィシャルホームページはこちら(http://www.agatamorio.com/taruphology.html)

(2007.09.12 高橋)




「稲垣足穂研究文献目録」の訂正、追加


さらに情報の訂正と記載不備の修正を行いました。
そしてあらたに、記載に漏れていた以下の文献を追加しました。

野村喬「稲垣足穂」

千葉俊二「稲垣足穂「少年愛の美学」」

白川正芳「現代文学診断(36)―稲垣足穂と弥勒思惟像―「E氏との一夕」にふれて―」

清水信「書評 白川正芳著『稲垣足穂』」

森本平「幻想文学序論 二―その復権、もしくは終焉」

高原英理「不完全な青年と押し隠された少年―三島由紀夫『仮面の告白』から 1」

あがた森魚「足穂さんのジャンヌ・ダーク憧憬」

篠原資明「自作註としての哲学―足穂の場合」

松浦寿輝「文化季評9 ミシマ、タルホ、イタミ」

田中純「イメージの記憶5 弥勒とメランコリー」


高原英理『無垢の力――〈少年〉表象文学論』

(2007.05.26 高橋)




「稲垣足穂研究文献目録」の誤記訂正、追加


長らく放置してしまいましたが、HPへのデータ入力時の、単行本等の出版社名、刊行年の誤記をようやく訂正しました。また、「稲垣足穂を材に採った小説」に一部を移動いたしました。
そしてあらたに、以下の文献を追加しました。

半田義之「或る仲間」

稲垣志代「たるほのこと――その近況について――」

小谷剛「(無題)動脈静脈」

安藤礼二「A感覚的レオナルド」

安藤礼二「宇宙的なるものの系譜 埴谷雄高の世界」

安水稔和『竹中郁 詩人さんの声』

(2007.05.17 高橋)




『稲垣足穂の世界 タルホスコープ』が出版されました


3月23日に、平凡社のヴィジュアルブックシリーズ、コロナブックスより、コロナ・ブックス編集部編『稲垣足穂の世界 タルホスコープ』が出版されました。

稲垣足穂の世界 タルホスコープ

16年ほど前に出た「特集 稲垣足穂の世界 TARUHOSCOPE33」(『太陽』平凡社、平成3年12月)を土台として、42のキーワードを「覗きメガネ」に、タルホの世界に遊ぶヴィジュアルブック。新たに多くの写真や図版、新原稿を盛り込んだ、ジュラルミンの玩具箱のような仕上がりとなっています。私もキーワードのひとつ「ヴァリアント」と、巻末の人名録「タルホ座流星群50」の記事を寄稿しました。

(2007.03.25 高橋)




「出版広告」のアップ


準備中だったコンテンツ「出版広告」をアップしました。
アップしたデータは出版広告ではありませんが、昭和初期描かれた文壇風刺漫画に、当時の稲垣足穂のイメージが判りやすく紹介されていたので、紹介してみました。

「文壇風景十種 海浜のある風景」(『読売新聞』昭和5年6月8日)

「文壇職業人見立(二)」(『読売新聞』昭和5年8月2日)

(2007.03.14 高橋)


サイト・リニューアルのお知らせ


友人N氏の手により、劇的なリニューアルを遂げ、現在も微調整中。

(2007.03.01 高橋)




「稲垣足穂研究文献目録」の追加


安中健次郎 「「新潮」の諸作」

芳賀檀 「藤森成吉氏其の他」

酒井真人 「編集後記」

稲垣足穂、富田碎花、大道弘雄、吉田信夫、高原慶三、竹中郁、室塚鐵二、小石昌範、崎山猷逸、宮内昌雄、宮野鼻二三、橋本信一、今道潤三
「“海・船・旅”座談会・於吉林丸」

荘原照子 「稲垣氏近著近感」

津山光衛 「後記」

矢口耕平 「稲垣足穂」

郡淳一郎 「『フィルモメモリア・タルホニア―足穂映画論』」

郡淳一郎 「僕のユリイカ 「ユリイカ増刊 稲垣足穂」編集後記自註」

以上11件の文献を「稲垣足穂研究文献目録」に追加しました。
『黄表紙』、『海』、『日歴』の資料は高橋信行さまから、
『カルト・ブランシュ』、『意匠』、『週刊ポスト』、『本の窓』、『日本古書通信』の資料は郡さまから、
提供していただきました。ありがとうございました。

(2006.12.02 高橋)




「稲垣足穂研究文献目録」の追加


和田博文 『飛行の夢1783-1945』

鎌田東二 『霊的人間 魂のアルケオロジー』

『作家の猫』

『猫新聞』稲垣足穂特集号

『ユリイカ』臨時増刊、足穂特集号


の5件を「稲垣足穂研究文献目録」のページに追加しました。
『猫新聞』については、高橋信行さまからご教示いただき、
資料提供していただきました。ありがとうございました。

(2006.11.4 高橋)




ユリイカ』9月臨時増刊号 総特集=稲垣足穂 目次


9/21にようやく発売となりました。
ここにもその目次をあげておきたいと思います。
【はじまりの稲垣足穂】
「美しき学校」を巡って / 高橋信行

【稲垣足穂新発見作品10篇】
誇大妄想十一編
学生論を読みて
青谷のおち葉
桑畑のなかの村
姉さんと私
雲を消す話
鳩座から来た人
ロング君とショート氏の話
赤と青
椿實の快速調
タルホ座新星群 稲垣足穂新発見作品解題 / 垂野創一郎

【鼎談】
彼等、すなわち足穂とその眷族 / 加藤郁乎+松山俊太郎+渡辺一考

【エッセイ】
レーモン・ルーセルと稲垣足穂 / 岡谷公二
蝙蝠飛ぶ柳の下にタルホとハルオは出逢ったのか / 扉野良人
タルホエンジン / 津原泰水
僕らの世界は未だに稲垣足穂と繋がっているのだろうか 「アイラ」 / 香川眞吾
足穂=オタク女子 / 金巻ともこ

【言葉のオブジェ】
白と黒のアナグリフ / 吉田アミ
タルホ・ミーツ・アツスケ。 / 田中宏輔
タルホラマ / 未生響

【対談】
オマケ派宣言 / 荒俣宏+あがた森魚 司会=香川眞吾

【論考】
未来派から『弥勒』へ / 宇野邦一
PH / 細馬宏通
STAR―STRUCK c/wチョコレット・クローゼット / 太田晋
計算論的、足穂的 タルホ・エンジン仕様書 / 山本貴光
あまたおはする死体たち / 村田智子

【ある足穂読者】
K氏の休日 / 写真=野口さとこ

【インタヴュー】
「ハイゼンベルク変奏曲」は、足穂さんの実験第一号だった / 松岡正剛 インタヴュアー=ばるぼら

【研究】
散歩者タルホ 大阪から神戸へ / 本渡章
海港都市のモダニズム 稲垣足穂と山村順 / 和田博文
第二回未来派美術協会展 (一九二一年開催)と詩人たち / 五十殿利治
弥勒が弥勒になるまで / 大崎啓造
タルホの鞄 / 寺村摩耶子
哲学書は美しき肉体の如くに 再演される「美のはかなさ」 / 高橋孝次

【変換と展開】
星間問答 / まりのるうにい
ライト兄弟に始まる 第3章 私のモデルプレーン / 藤本由紀夫
カールと白い電燈 / 鳩山郁子

【紙上美術展】
A Starry Night/つきをうるみせ / 戸田勝久
キネマの月 / 大月雄二郎
TAROUPHO / 桑原弘明
TARUHO Method / 勝本みつる
ピープショーの薄い世界で / 吉田稔美

【年譜・書誌】
彼自身による稲垣足穂 / 編=キネマクラブ
稲垣足穂著書目録 / 編=キネマクラブ

(2006.9.25 高橋)




論文の追加


「論文公開」のページに
高橋孝次 「稲垣足穂のカトリック時代――「Saint」と神秘思想」」を追加公開いたしました。

(2006.9.20 高橋)




コンテンツの追加


コンテンツに「論文公開」を追加し、まずはじめに、
高橋孝次 「変転する「弥勒」――『ショーペンハウエル随想録』をめぐって」を公開いたしました。

(2006.9.12 高橋)




『ユリイカ』 2006年9月臨時増刊号


特集=稲垣足穂   (9月21日 発売予定)
青土社さんから、待望の特集号が刊行されます。
『ユリイカ』誌では1987年1月号以来、19年振りとなる稲垣足穂特集号です。
今回は臨時増刊号ということで、詳細な年譜資料や筑摩版全集未収録作品の再録、
対談、論考、エッセイなどで、かなり分厚くなっているはずです。
私も「哲学書は美しき肉体の如くに――再演される「美のはかなさ」」という論文を寄稿しています。
是非手に取ってみてください。

(2006.9.7 高橋)




「イナガキ・タルホ・スタディーズ」を開設いたしました。



このページは、日本近代文学を専攻し、稲垣足穂研究で博士論文をも執筆してしまった私、高橋孝次が、
足穂に関する情報、研究成果をより広く世界に公開するため開設した、
稲垣足穂に関する研究ページです。

稲垣足穂の「文学」に関する研究は、これまでにもさまざまな先達の手によってなされてきました。しかしそれらの多くは、研究として蓄積されることなく、相互に参照可能な体系的な関連付けがほとんどなされてこなかったといってもいいでしょう。論者それぞれが各々異なる文脈で足穂(のテクスト)について言及することは、多様な議論や解釈を呼びこむものであり、それ自体けっして悪いことではありません。しかしそれは一方で、議論を互いに参照し合うことによって、理解や解釈を深化させていく機会を逸してしまうことでもあるのではないでしょうか。

「イナガキ・タルホ・スタディーズ」では、稲垣足穂に関する研究の情報や成果をネット上で公開し、共有可能な基礎情報や研究成果を広く皆さんに提供することで、稲垣足穂に関する研究の深化、展開を目指して行きたいと考えています。
アップするデータは追々増やしていく予定ですので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたしします。

(2006.9.7 高橋)